建設現場にはいろいろな動物が潜んでいます。迷い込んだペット達ではなく一緒に仕事をする大切な仲間です。今回は一部の仲間をご紹介します。
『トラ』・・・”トラ持って来い”といわれた場合、連れて来るのは箱に入った精密機械です。角度を計測する測量機器でトランシットと呼びます。高層の建物が真直ぐ建っているのはこの機械のお陰です。昔はこの機械一台で車が買えたらしい・・・。ちなみに現場で使う黄・黒色の縞模様ロープやテープも『トラ××』と呼ばれるトラの仲間達です
『ネコ』・・・本物の猫もたまに見掛けますが、現場で働く『ネコ』は一輪車の事です。とにかく何でも載せて運ぶ超便利アイテムです
『アヒル』・・・RC造のサッシは皆このアヒル達が支えています。緊張感の無い呼び名ですが、サッシアンカー(躯体に溶接する為の台)の事です。見た目そのままですね
『ウマ』・・・大工さんの作業台や鉄筋を支えるスペーサーなど受台一般の事です。
『トンボ』・・・幅跳びの砂や野球グランドを均すのにも使ってますが、いわゆるT型の均し棒です。現場ではコンクリート打設時に活躍しています
『トビ』・・・いわゆる鳶職さんです。足場や構造部材の組立(建方)等建設現場の主役的存在です。何も無いブラブラの鉄骨の上をテクテク歩いていく姿は目の当たりにしても信じられません
?脱線/動物じゃないですが・・・?
『バカ棒』・・・”バカ”棒持って来い!と言われてムッとした経験がありますが、”バカ棒”と言う道具の事で馬鹿にされた訳ではありませんでした。いちいち寸法を測らなくても済むように適当な棒に印を付け、あてがって使います。素晴らしいバカ(棒)です (石井)