「PLAY!丸の内」

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GW期間中、東京国際フォーラム(設計:ラファエル・ヴィニオリ)をメイン会場とした丸ノ内周辺でラ・フォル・ジュルネオ・ジャポンという音楽祭が開催されました。期間中は大小様々なホールで演奏が繰り広げられ、タイムスケジュール別にホールを移動し演奏会をハシゴしていくというスタイルの音楽祭です。95年にフランスで始まった音楽祭で日本での開催は今年で3年目になるそうです。クラシックに造詣の深い知人に誘われ期間の最終日に行ってきました。5000人収容の大ホールでは迫力ある演奏を堪能し100人程の小ホールでは身近な距離での演奏を体験し、まさに「音楽祭」といった画期的なイベントを心から満喫することができました。雨天でなければ緑にあふれた屋外の中庭(プラザ)でも演奏会が開かれていたそうで、このプラザは平日でもランチ時には丸の内地域のオアシスとして人が溢れ、また東京駅と有楽町駅を繋ぐ動線としての役割も果たしている「隙間」の空間です。久しぶりに訪れた東京国際フォーラムは利用性や維持管理費等で賛否問題はあるとはいえ、地下のアトリウムから見上げると曲面のガラス越しにやわらかな新緑が映えその建築空間の美しさや計画の匠さは昨今次々と建てられる大型建築の中でも10年の月日を感じさせない屈指の建物として改めて感嘆させられました。地下で繋がる新丸ビルにもついでに立ち寄ってみましたが、その対比も興味深いところでした。(中嶋)