もう出てから随分経っているのですが早川いくを氏の「またまたへんないきもの」を買いました。ご存知の方も多いかと思いますが「へんないきもの」の続編であります。そもそも「へんないきもの」とは何かと申しますとへんないきものを独特の言い回しで解説する生物学サブカル本とでもいうのでしょうか。紹介される生物はなにかしら摩訶不思議な部分を持っていて生きるということの本質を垣間見させてくれます。紹介文の語り口はかなりふざけた部分が多く、好みの分かれるところでしょうが、そんな生き物たちの一部が絶滅種となっていく事を暗示し地球規模での危機感を提示していたりもします。想像を絶するようなところで生きているあまり知られていない生物が一口で言うところの環境破壊により絶滅したとして、殆どの人は例えばメダカの絶滅に比べ関心を持たないでしょう。しかしながら実際はメダカ以上にその生物の絶滅の方が循環上やばかったりすることもあるわけで、決して名も聞いたことのない生物だからといって絶滅しても無関心ではいけませんよといったことも書いてあります。言われてみればあたりまえですが案外気付かない点でした。何でも現在は白亜紀以来の大量絶滅期になっているようで、ひょっとすると人間なんてあっけなくいなくなるのかもしれません。ここ数年の気候のみ見ても、なにやらのっぴきならない事態になってしまっていることに気付かないふりをするには限界が来てるようです。何事もほどほどにしておけばこんなことにはならなかったのかもしれませんが、今更ほどほどを始めても元に戻るとも思えず、少しずつでもツケを払い始める時期なのでしょうか。
とりあえず皆さんも自転車通勤とか始めてみてはいかがでしょうか。(柳本)