先日、ある地域の事務所ビルの賃貸料を調べる機会がありました。不動産屋さんによると、「築年数」と「立地の便利さ」によってほぼ賃貸料は決まるとのこと。採光や眺望、バルコニーの有無など、居住性の良さといった要素は二の次どころか、選ぶ段階でそんなことを気にする人は皆無に近いとのこと。どのビルも効率優先で建設され、どうせ似たり寄ったりだから比較するまでもないということなのでしょう。少しぐらい古かろうが、駅から遠かろうが、人が働く空間として魅力的な建物が高く評価されるような社会になれば、自然に街並みも変わるような気がします。(青島)