1月10日は110番の日であると同時に紀元前49年にユリウス・カエサルがルビコン川を渡った日です。この日「賽は投げらた」のです。当時われらが日本国には小国家が発生し始め金属器が到来した頃で、後漢の光武帝が「漢委(倭)奴國王」と彫られた金印を奴国からの朝貢使へ賜ったのが57年頃、邪馬台国の女王卑弥呼が登場するのが3世紀前半なので、賽を投げたのはそれよりもずっと前の出来事です。当時のローマには既にギリシア建築を源流とした建物が林立し、かのカエサルも沢山の建築やインフラ整備・補修(建築に限らず様々な公共事業)を行っていました。時代を並べてみるとこれほど文明にズレがあるのかぁ・・・と思わぬ発見をし、当時の人々の生活を想像するとワクワクさせられます。(石井)