千葉県民を三十数年勤めておりますが、佐原を訪れたのは初めてです。焼きに拘った鰻を食べ、古い町並みを見て廻り、水生植物園で菖蒲とミスあやめを鑑賞し、一番印象に残ったのはこれです。
すばらしい。佐原の立地をさりげなく、小粋なセンスで何気なく、押しは強いが自然な命名「佐原銘菓ちばらぎ」。まさか商品名にしてしまうとは。残念ながら購入は見合わせたのですが、佐原の雰囲気が伝わってきました。そしてこんな看板も・・・。
町並み保存の意識の現われでしょうか。すこし微笑ましい感じです。半日の観光でしたがかなり楽しめました。それにしても・・・鰻待ち1時間、水生植物園から帰りのバス待ち1時間、佐原駅から帰りの電車待ち1時間、半日のうち半分待っていた様な気がします。次回はしっかり計画を立てたいとしみじみ感じました。
最近どこの観光地を訪れても感じるのですが、古い町並みや風俗・祭りが賑やかで、それを支えているはずの現在の町がシャッターを降ろしている。人が溢れ、活気漲る、そんな風景は現在の町に、今の生活に再現できないのでしょうか。(石井)