たまにくる七回忌などで菩提寺にお墓参りにいくことはあっても、大変恥ずかしながら「お盆」はお盆休みという言葉とおり、季節の暦のようなものでした。今年初盆を自宅で迎えることになり、祖先の霊を祀り迎える行事として、その準備をすることになりました。菩提寺から頂いた説明書によると・・・竹としめ縄で結界をつくり提灯かわりのほおずきを飾った精霊棚を用意したり、精霊馬という、ご先祖様の霊に早く家に帰って来てもらうためのきゅうりの馬やゆっくり帰ってもらうためナスの牛をつくったり、迎え火と送り火を玄関で炊いたり・・・。
祖先の霊を迎えるといってもピンときませんでしたが、どの行為にも先祖を弔う思いが込められていて、なるほどなあとそれぞれの意味がわかると疎かにはできません。そんな準備をしているうちに、本来の意味でのお盆を迎える気持ちになってくるもので、待ち遠しくなってきました。