キッチンは、写真のように居間と食堂、居間の隣の畳コーナー、外のデッキまで見渡せる司令塔のような場所。お子さんが、食堂で勉強していても、居間で遊んでいても、畳コーナーで寝ころんでいても、キッチンで家事をしながらでも自然と眼に入ります。
リビング奥のコーナー窓は、設計時・工事中と何回か変更になり検討を重ねたところです。最初の提案時にコーナー窓を設けましたが、建主さんから「道路や道路向かうからの視線が気になる」とのことで、一旦コーナー窓の東側部分を壁にすることになりました。
上棟して実際に2階にあがれるようになってから、現場で木の棒等をあてて窓の大きさを実際に体験して頂きました。この体験によって建主さんも居間にいる状況で道路や道路向こうからの視線を想像することが出来て、道路からの視線はあまり気にならないことが分かり、コーナー窓が復活しました。
食堂から南東のコーナー窓の方をみたところ。
コーナー窓があることによって視線が遠くまでぬけて、空間に広がりがでました。
コーナー窓の外に見えるのは道路向こうの緑。道路は見切れていますので視線は感じません。