結設計では、デッキを居間か食堂の前によくつくります。
その家のメイン空間を外に広げる効果がありますし、何よりも外で食事したりすると気持ち良いですからね。ですから、無理なく食事が出来る位の広さが欲しいです。この家の場合、2階のデッキですが、約6帖分はあります。
デッキの床材は、グレーチング。
1階への光をなるべく遮らない床材であることと、デッキが建築面積に入らないようにするためにグレーチングにしました。なぜ建築面積が問題になるかというと、建ぺい率の為です。
建ぺい率は、その地域で指定されていてその数値以下にしないといけません。今回は、建物本体で建ぺい率がギリギリになったので、デッキで建築面積が増えないようにしなければなりませんでした。
この地域の役所では、床がグレーチングであれば、デッキを建築面積に入れなくても良いとの事でしたので、デッキの床はグレーチングになりました。
グレーチングで有る場合、建築面積に入るかどうかは、役所や確認検査機関によって扱いが違うので要注意。
腰壁は、木の小幅板を目透かし張りにしました。
腰壁の上にグレーの板金で、笠木をつくっていますが、その笠木とその下の小幅板との間を少し開けて、物干し竿が引っ掛かるようにしました。元々は、腰壁に物干し金物をつける予定でしたが、こちらの方がスッキリしていて良いですね。