増築現場の解体が始まりました。
一階部分を残しそこで生活しながらなので、工事屋さんとしては通常の一棟丸ごと解体する場合よりかなり気を使う部分はあると思うのですが、結構簡単に骨組みだけになってしまうものだなあ、と感じました。これから2ヶ月ほどで、必要部分に筋交いで補強し、既存の梁や柱を可能な限り残しながら、屋根なりに天井を貼ってLDKの大きな空間を確保し、必要な個室や収納を整え、設備機器を新たに設置していくことになります。
増築を経ながら30年近く家族の成長を支えた後、2、3か月の工事期間でリフレッシュして、新しい世代の住まいとしてまた生まれ変わる・・・。木造建築の柔軟性を感じています。現実としては、新築と比べると確かに大きくつく経済的負担や法律上の制約の存在が、木造建築としての可変性を活かし切れていない原因のひとつだと思います。