森の貯金箱復興住宅プロジェクト モデルハウス竣工

釜石地方森林組合事務所が竣工しました。
この建物は、結設計が設計で協力している「森の貯金箱 復興住宅プロジェクト」のモデルハウスでもあります。

「森の貯金箱 復興住宅プロジェクト」は、木材供給の釜石地方森林組合と岩手県森林組合連合会、施工会社のリンデンバウム遠野、設計の結設計がグループとなって、東日本大震災で被災した方々向けに、安価で安心できて森の健全化にも役立つ住宅を供給しようというプロジェクトです。

1階が森林組合の事務所で、2階がモデルハウス(モデルルーム)になっています。
外壁は、標準仕様の下見板張りと、オプション設定の金属サイディングを張りました。屋根があまり出ていない部分に金属サイディングを張っています。
見本としてつかえるように、比べられるように2種類の外壁にしました。

内部の壁は、FSB工法の壁パネルをアラワシにしています。この壁パネルは木そのものなので、木が本来持っている蓄熱性能、調湿性能、断熱性能を活かす使い方ができます。

2階のコーナー窓。
大工さんの手間がかかるので、結設計でよくつくる小幅板天井とコーナー窓はオプション設定となりましたが、完成見学会に来てくださった方の中には、「少し増額になってもこの天井とコーナー窓がいいね」という方もけっこういらっしゃいました。
やっぱり実物を見てもらうと分かっていただけるのだなと実感しました。

2階のトップライトの部分です。
唐松小幅板天井と、杉板張り天井を見本のために両方張ってみました。板張り天井もいいですね!

この森林組合事務所で、「森の貯金箱 復興住宅プロジェクト」の説明会を毎月数回行う予定です。