30年程前に藤原さんが設計し、竣工した土肥の家の改修工事が始まりました。
家全体の補修に、一部増築、浴室を広くしたり洋室を掘りこたつのある和室に変えるなど、その他に仕様も変えて大規模な改修工事です。
仕上げ材を剥がしてみると当時の職人さんの仕事ぶりが手に取るようにわかり、ちょっとした事でもしてたのとしてないのとでは大きな差が出てきます。
屋根は塩焼き瓦という瓦葺きです。防水シートから新しく張替え瓦桟を敷き、基本的に外した瓦は再利用して補修が必要なものは新しく取り替えて葺き直します。
海から近い場所で、金属屋根ですとすぐに錆びてしまうので潮風に強く耐久性の高い塩焼き瓦で葺いているのですが、どんどん生産量が減っていてなかなか手に入らないようです。
修善寺駅から現場まで車で40分程の場所ですが、緑が豊富で海も近く、とても良い場所です。
打ち合わせや監理で通っていますが、行く度に気分がリフレッシュされます。