名古屋の家は無事に2月末に引き渡しとなりました。
引き渡せたその後、間もなく外出自粛期間に入りましたが、こんな時だからこそ新築の家を思う存分に満喫していただけていたら、幸いです。
名古屋の家は、今まで住んでいた住宅の建て替え計画でした。決して悪くない敷地条件でしたが、隣家によって冬は1階に陽射しが入りにくいことや、街中なのでプライバシー重視など、設計する上で配慮するべき点はあり、建て替え後は同じ敷地でも生活スタイルは変わられたのではないでしょうか。
以前の住宅の柱に、お子さんの成長記録の線が刻まれていて(もしかしたらご主人自身の小さい頃の成長記録も)、新しい家にも使いたいという要望があり、その柱は新しい家のリビングダイニングの見えやすい位置に使われました。
前の家の形は無くなってしまいましたが、きっとこの柱を見ると記憶の中にいつでも前の家の思い出がよみがえり、家族の成長記録と共に新しい家の思い出もこれから刻まれ続けていくのだろうなと思いました。(藁科)