地縄張りと地鎮祭(相模湾が見える家)

地鎮祭の前に建物が敷地のどこに建つか、壁の位置を紐で示した地縄張り

先週土曜日、伊豆高原で地鎮祭に立ち会ってきました。白い紐が建物の壁の位置です。その周囲の境界との距離が最もベストな位置になっているかを確認するために地縄を張って確認します。

北側隣地の樹木が空に映えていて気持ちの良い日よりでした。

こちらの建て主さんが私共を知ったきっかけは、設計事例にもある「伊豆の家 」とのことです。伊豆の家の建て主さんが生まれ故郷に移住するということで、土地建物を売りに出され、それを見た今回の建て主さんが気に入って頂き、私共に訪ねて来られたとのことでした。伊豆の家を購入して改修するか、他の土地に新たに建てた方がいいか、話を聞きにいらっしゃいました。つまり18年前の自分と今の自分が競い合うことになり、昔の自分より秀でていたかどうかは定かでありませんが、何とか今の私に進めさせていただくことになり、地鎮祭の運びとなりました。

建物中央南向きに竹を4本立て、祭壇をセットして神主さんが祝詞をあげています。

伊豆高原には今回の家で、私どもが設計した住宅が、「伊豆高原の家 」を含めて3軒建つことになります。当然ながら帰りに伊豆高原の家に立ち寄ってご挨拶させていただきました。元気に暮らしていらっしゃって、相変わらず庭づくりに精を出されていて、益々輝きを増していました。お暇する際、何も手土産持たず立ち寄ったのに、私と藁科に庭の竹林で取れた筍をお土産にいただいてしまいました。

筍を取られた竹林は整備が最も厄介なのですが、しっかりと手入れがされていました。
庭の中央に見事な盆栽が新しく据えられていました。