先週、伊豆高原にある「相模湾が見える家」の現場へ、外壁左官の塗り方の確認等のため行って来ました。内部も着々と進んでいます。大工さんには、「難しいよ~!」と言われてしまいましたが、とても丁寧に作られていました。いくつか納め方の確認など打ち合わせもしてきました。
「 上棟 」の日は、平面的な図面から一気に1日で立体的に見える、とてもわくわくする日です。構造的な架構が良く見えて美しいです。
屋根の形状は寄棟で通常は隅木が45度の斜めに架けられますが、北側の屋根は隅木が37度と振れ隅になっていてプレカットでは加工出来ず、大工さんに手加工してもらいました。そのおかげで柱が邪魔な位置でなく、間取り的にちょうど良い位置に配置出来て、リビング・ダイニング・キッチンが広々とした空間となっています。
土台水切りの部分から流入した外気が壁の断熱材外側にある通気層を通って上がって行き、更に軒下からも外気が流入し、ここの屋根の通気層を通って、隅木の上を抜けて屋根頂上部の棟換気から抜けていくわけです。棟換気部分は、▶鎌倉山の家のブログでも紹介されています。この通り道となる隅木部分も、合板で塞がれることなくちゃんと加工されて、通り道が確保されていました。