このところ桜の余韻に浸る間もない程の過密なスケジュールに追われ、日付が変わる頃に帰宅する日々が続いています。生活時間に合せてブログのUPも日付が変わることは。。。ありません。
3月半ばの週末に群馬県の四万温泉に行ってきました。泊まった「積善館」という旅館は江戸時代・元禄の頃に建てられた重要文化財にも指定されている宿です。
http://travel.wpoint.co.jp/sekizen/room/index.html
当然家屋は木造で、繊細な組子でしつらえた書院に目を奪われつつも日に焼けた柱や畳が自宅に居るような落ち着いた気持ちにさせてくれます。客室の炬燵で頂く懐石料理というのも中々新鮮な体験でした。写真右を拡大すると大正ロマンにあふれたアーチ型の窓下(右寄り)には壁に埋め込まれた水槽に金魚が泳いでいる様子が見られます。ここはお風呂なんですけどね。
そして温泉街から30分程歩いたところにあるのが四万川ダム。私は初めてコバルトブルーの水を見ました。空よりも青い湖面。何の予備知識もなく訪れた事でより衝撃的な感動を得る事になり、その美しさに肌寒い谷風に吹かれる中しばらく釘づけになりました。水中の酸性のイオンが光を反射させる時に青く映るようで、あの色を見られたのも冬の乾いた空気と晴天という条件が揃った偶然のタイミングによるものです。冬枯れた山間にその青はあまりにも美しく幻想的にさえ映りました。右の写真を拡大して水際を見ると水の透明さがおわかりになります。(中嶋)