仕事のすすめ方

外資系コンサルに勤める友人によると、一つのプロジェクトにおいて、結論は初めの数日に下し、残りの期間は結論を論理的に説明するために費やすそうです。「始めの結論が間違えだと途中でわかったら?」という私の愚問に、「トップはそんなミスが許されない給料をもらっている」とのこと。まさしく藤原に薦められて最近読んだ『プロフェッショナル原論』(波頭亮/ちくま新書)の世界です。

設計では、費やしたエネルギーに関わらず、より良い方向が見えたとき方針の転換を決断することは少なくありません。出戻り作業のような無駄はないに越したことはないですし、プロフェッショナル意識が足りないという批判をされそうですが、その決断がトップの重大な役目でもある気がします。答えが無数にある設計業務ではそうならざるを得ないように思うのですが・・・。違う職種の友人と話すと、普段は見えない自分の仕事を見直すいい機会になります。(青島)