埼玉県上尾市で平屋の住宅の地鎮祭を迎えました。ご両親様の敷地の一角に建てます。
当初敷地は、幹の太さが3メートル近くになる欅が数本あり、竹林に覆われていました。立派な欅を残す方針で建物を配置していましたが、
広大な庭を管理し続けて、今後の管理と維持の大変さを懸念されたお祖父様のアドバイスで、伐採することになりました。伐採してみるとすでに内部が腐っており事なきを得ました。欅を伐採しても北側には、かぐや姫がでてきそうな立派な竹林と雑木林が向こうの道路が見えないほど残っています。
建物は南側の母屋と北側の半屋外の多目的スペースからなり、その間のアプローチを通って玄関に向かいます。大きな特徴である屋根は、模型で検討した上で、建物中央の廊下への採光や通風を確保できる入母屋としています。敷地の一角に放置?された立派な石を発見し、外構計画で利用させて頂くことにもなっています。
打ち合わせはいつもご実家にお邪魔するのですが、その最中まだ小さいお子さんは、ひいおじい様、ひいおばあ様、おじい様、おばあ様のどなたかにいつも相手をしてもらっています。4世代が集うことはなかなかない昨今でうらやましい限りです。私は幼稚園に通うまではおじいちゃんが一番の遊び友達だったので、懐かしい気持ちをいつも思い出しています。