夏休みを利用して箱根に行ってきました。このシーズンはどこも人が多いのですが、芦ノ湖の湖畔にある「箱根やすらぎの森」は人が少なくハイキングをしながら森林浴が楽しめる公園です。今回も森の中のアズマヤでお弁当を食べていたところ、箱根ジュニアエコクラブ(箱根の自然を学んで守っていこうという小中学生を中心としたクラブ)の方達の一緒になりおしゃべりがはずみました。箱根の町はほぼ国立公園に指定されていること、日本列島の東西の植生が交わる地帯で元来豊かで希少な自然が見られること、人間によって持ち込まれた自然が元来の生態系を壊していること、などなど、中学生とは思えない博識ぶりと落ち着きをもった少年がいろいろ教えてくれました。中でも、「長い年月をかけて形成された生態系によって維持されている自然本来の美しさとは、人間が見た目で判断する美しさとは違う。」という川崎先生(川崎英憲氏)の言葉は印象的でした。自然に関しては当然ですが、どんな分野でも、保存していくということは本当に難しいことだなあ、と改めて感じました。(青島)