ここ数ヶ月間、空前のサイエンスノンフィクションブームの嵐が吹き荒れてます。
何か特定の方向性があるわけではないのですが、ある事実を追い求める過程や発見されたものの今後の展望などを読んでいると頭の中の雑然とした思考(煩悩?)が整理される「気分」が味わえます。折角たくさん読んだので、特に気に入った数冊を下に挙げます。
作家の方々が絶賛しているだけあってノンフィクションとしては抜群に文章がイイです。内容もスリリングで科学アレルギーでも読み切れるのではないかと思います。
エレクトリックな科学革命―いかにして電気が見出され、現代を拓いたか
- 作者: デイヴィッド・ボダニス, 吉田三知世
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2007/08/24
- メディア: 単行本
タイトルと表紙がイカシテますが、中身もなかなか負けてません。曲解かもしれませんが、電話は恋の賜で発明されたなど素敵なエピソードが満載です。
職業柄、「はかる」こととは切っても切れない縁があります。様々なものを「はかる」ことに関した文章がオムニバス形式で収録されてます。コストパフォーマンスが非常に高いと思います。
しばらく建築関係の本から遠ざかっているような気もしますが、住宅設計には生活のすべての要素が詰まっていると思えば何を読んでもそれなりに身になるはずなので、まだしばらくこのブームを続けていこうと思います。(柳本)