ルーマニアの空は乾いていました。

5月8日から20日まで設計者仲間8人とルーマニアとブルガリアに古い集落や教会を見に行ってきました。傘を忘れたのですが全く必要とする時がなく快晴の連続でした。

札幌と同じ位の緯度のところでしたので植生は北海道や東北と殆ど変わりなく、丘の上から見渡す風景も、点在する建物さえ目に入らなければ外国と思えない気がしました。暑さは関東と同じぐらいなのですが、皮のジャンパーを着ている者にも、半そでのTシャツの者にも暑くも寒くもなく不思議な気がしました。空気が乾いているせいでした。湿気がないというのはこんなにも過ごし易いものかと、改めて感じ入りました。日本の住宅での快適さの設計は、以前から気に掛けていた湿度への対応(調湿性)にこそあると意を強くしてきました。(藤原)

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