最善の防犯装置は地域コミニティー

 隣近所が親しく常に挨拶を交し合っていた時代は、不審者がすぐわかり犯罪は殆ど起こりませんでした。最近はその近所の目がうっとうしくなりお互い見て見ぬふりし関心も持たず、挨拶すらしない方も増えています。地域によっては隣の人の顔すら知らないというところも少なくありません。そのため不審者かどうかすら判別できない地域も増えてきています。マンションなどはその典型かもしれません。しかもプライバシーを大事にする傾向が強くなり、往来や隣から庭や家の中を隠そうとする傾向にあります。そのため一度不審者が敷地内に入ってしまうと誰も気がつかない状態の構造の住宅街も増えています。最善の防犯装置の地域コミュニテイーが消失しつつある状況では犯罪は増えて仕方ないのかもしれません。

 今回の“打倒警備会社プロジェクト”の目的のひとつにこれまでのうっとうしい古い地域コミュニティーから防犯を支えあう新しい形の地域コミュニティーを作り出そうという意図もあります。その話は次回に。(藤原)