建築確認申請の際に「交渉」の必要が出てくる場合があります。基準法や条例文では解釈が曖昧で審査側と協議をする時です。申請代理人である設計者は申請者である建主さんが不利益にならないように「交渉」します。解釈範囲が広い場合は最終的には審査側の判断によるので、別の区でOKを出されても別の区ではNGの場合もあります。
先日、都内の区役所で「交渉」の状況になりました。「XXXが望ましい、とされています。」「けれど、△△△が駄目だという表記ではありませんよね?」「これは‘指導’です。」「・・・・・」 役所の最終兵器‘指導’。それ以上の「交渉」はありえない、黄門様の印籠のようなものです。
この日「交渉」に敗れた後の昼食に麦ごはん定食を食べました。大麦は踏まれるほど強く成長するといいます。そんな麦のごとく…。(中嶋)
(続11月13日記)「何があったんですか?」と心配される声が一部にありましたので、その後の経過報告です。上記の件は本日再度「交渉」に臨み無事クリア致しました。「麦効果」は即効性もあるようです(笑)。