5年経って興味があったのは、風雨にダイレクトに曝された木部の状態です。
特に雨がかりのデッキの床です。最近は20年ぐらい持つと言われている、セランガンバツやイペ材等、固くて重い南洋材を使用しています。
確かに持ちはよさそうですが、大工さんの加工が大変で鋸刃を1、2枚だめにすると言われ,価格が少し高めであることが難点です。
今回の家は、デッキに加工のし易い米杉を使ってあったため、どの程度傷んでいるか見てみたいと思いました。実際見せて頂いた状態が下の写真です。
思っていたより痛んでいませんでした。話を伺ったところ毎年ご主人が塗装をし続けているとのことでした。
通常デッキが痛むのは、木部の油分が薄くなって、毛羽立ってきて、傷んで行きます。そこをオイル等を補充してあげると木はかなり長く持つようです。
それを実証して頂いていました。下の写真は同じ材でつくったゴミ置きボックスです。間取り上、道路側にキッチンを持ってこざるを得ず、道路からゴミ置き場が見えてしまうので、それを目立たなくしようとしてつくりました。
ついでに、キッチンの勝手口も目立たなくしようとして、ドアも制作して、外壁と同じ仕上げにしました。