リモート勤務可能な図書コーナーのある家ですが、2013年に完成した家です。家族みんなが本を読んだりパソコンができるコーナーで、今考えるとかなり時代を先取されていました。依頼のされ方も爽やかで、数年前から決めていたとのことで、他への依頼は全く検討せず、豊川からいらしてそのまま契約されたという、稀有な思い出があります。
敷地は段状の古い造成地で、道路より80cm程高く、道路際に二台分の車庫を設け、庭との間がアプローチです。(上・植栽施工前)
アプローチ階段を上がって入ると玄関です。
事例アップが今頃になったのは、内覧会の案内や一年後の点検時で、ブログでかなり詳細に紹介していて、何となく事例アップしたかのようになっていて、急がないでいるうちに今になってしまいました。でも図書コーナーと言い、見晴らしの良い書斎と言い、リモート社会を先取りしていたので、改めて紹介した次第です。(植栽後は過去のブログ参照)
一年点検で学んで来たこと | (株)結設計 (yui-sekkei.co.jp)
玄関に入ると、階段越しに一段高くなっている隣の擁壁が見えます。この手前に植栽を植えると玄関から緑が見えるようになります。階段に張り出ている円弧上の壁の中はトイレの手洗いスペースになっています。
洗面器の真上の天井はガラスで明かりを採っています。
玄関の左隣は客室です。
右隣はシューズインクローゼットです。
階段室は広がりと透視効果を狙って、存在感のないよう、ササラ桁もフラットバーにして、手すりを兼ねています。
この階段を上って居間食堂に至ります。
キッチン後ろがパントリーで、冷蔵庫はその中に置き、見せません。
天井の丸く黒いものは、建て主さんこだわりのスピーカーです。
キッチンからはリビングダイニングと窓の外の殆どを見渡せます。
居間と図書コーナーは連続してあり、その向こうに階段室と二階洗面室で、その向こうが子供室です。
南側隣家の敷地が低い分、二階の見晴は良く、一階で日差しを必要としない部屋の前の上部に食事ができる広さのテラスを確保しています。
階段室のさらに上が室内物干し場という名の階数に参入されない、今でいうリモート用書斎コーナーです。机は未だ置かれていない状態です。
リモート作業の気晴らしにその向こうの展望デッキに出る事できます。
そこからは二階デッキと車庫の屋根もを見下ろせます。
豊川の家データ
所在地 :愛知県豊川市
構造規模:住居:木造平屋建て、車庫:鉄筋コンクリート造
敷地面積:238.33㎡(72.22坪)
建築面積:118.99㎡(35.99坪)
延床面積:住居:160.02㎡(48.40坪)車庫:32.77㎡(9.91坪)
設計監理:結設計 藤原 ・近藤
施工 :サンモク工業株式会社 工事担当 富田秀夫
撮影 :加藤義弘 藤原昭夫 近藤孝志