事務所として開発を続けているFM工法による印西市の住宅です。居間のメインの開口を敷地に対し45度西側の緑道側に向けることで、南側隣家の壁面の圧迫感を和らげ陽光と視界の抜けを確保しました。1mの軒の出はデザインだけでなく、集成材壁面の耐候性としても重要な役割を担っています。大開口のある居間、食堂、階段の吹抜を、各階の個室が囲うよう配置しています。LDKで17畳程ですが、庭へつながる大開口と、階段室から2階回廊の書斎、洗面コーナーを吹き抜けに連続するよう配置することで広がりを演出しました。仕上げの構成は、集成材の持つ特性を強調し過ぎずにバランス良く表現し、かつ、白く塗った壁、天井とのコントラストを意識しています。
所在地:千葉県印西市
家族構成:夫婦、子供1人
構造:FM工法2階建
敷地面積:222.7平米(67.3坪)
延床面積:118.5平米(35.8坪)
施工:株式会社常幸建設
担当:藤原・萩原